学校行事が苦手だと感じるママの気持ち
授業参観や懇談会、卒業式・入学式など、子どもが学校に通いはじめると参加の機会がぐっと増えます。楽しみにできる日もあれば、「正直、気が重い…」とため息が出る日もありますよね。なかには、行事のたびに憂うつさが増してしまうという声も。理由の一つに、「会場でポツンとしそう」という不安や、人間関係への緊張感があるようです。居心地の悪さを想像してしまうと、足取りも重くなりますよね。
でも、行事の主役はあくまで子ども。保護者同士のおしゃべりをしに行くわけではありません。周囲に合わせて無理に会話を広げなくても、最低限のあいさつだけでも十分。視線を「わが子」に戻してあげると、気持ちも少しラクになります。必要以上に自分を責めたり、「行きたくない」と感じることを否定する必要もありません。感じているしんどさを認めつつ、「今日は子どもの様子を見に行く日」と目的をシンプルにしておくと、心の負担が軽くなりますよ。
こんな場面で憂うつになりやすい
- 授業参観や懇談会の独特の空気
- 進級・卒業・入学など“節目”の行事
- 会場での「知り合いがいないかも」という不安
ミニQ&A
Q. 行事で誰とも話せなくても大丈夫?
A. 大丈夫です。目的はわが子を見に行くこと。周囲に合わせる義務はありません。笑顔であいさつだけできれば十分です✨
学校行事を楽しみにできる視点を見つける
「うちの子は学校のことをあまり話さないから、たまに様子を見られるのが嬉しい」「掲示物や作品を見ると、みんなの成長が感じられて驚く」——そんな前向きな声もあります。子どもは、参観日に保護者の姿を探すことがあります。こちらを見つけてホッとしたように微笑む瞬間は、今だけの宝物。たとえ短い時間でも、「学校の中のわが子」を見届けることには大きな意味がありますよ。
「楽しみにできるポイント」を意識しておくと、会場での居心地の悪さに意識が持っていかれにくくなります。たとえば、掲示物をゆっくり見る、作品の工夫を探してみる、わが子のいつもと違う表情を見つける——そんな小さな発見を集めるだけでも満足感が高まります。
楽しみポイント早見表
| 楽しみポイント | 具体例 |
|---|---|
| 子どもの学校での様子 | 先生の説明を聞く姿・友だちとの距離感 |
| 掲示物・作品 | 図工の作品、学習の成果、掲示の工夫 |
| “今だけ”の瞬間 | こちらを探すまなざし、手を振る仕草 |
ミニTIP
- 目的を「わが子の観察」に絞る
- 滞在中はスマホよりも教室に目を向ける
- 帰宅後に「ここがよかったね」と一言伝える😊
夫婦で分担という選択肢:夫にお願い・交代参加もOK

行事参加は、ママ一人で背負わなくて大丈夫。家庭によっては、参観日をパパに任せることもあります。仕事の合間にスーツや作業着のまま参加するお父さんの姿もめずらしくありません。夫婦で「今回は私、次はあなた」と交代するだけで、心身の負担はぐっと軽くなります。
大切なのは、家族で無理のない形を選ぶこと。どちらが行くか話し合い、行けない側はあとで子どもの話をたっぷり聞く——それだけでも子どもは十分に満たされます。「どちらが行くべきか」にこだわるより、「家族でどう見守るか」を一緒にデザインしていきましょう。
分担アイデアリスト
- 参観はパパ、懇談はママなど、行事ごとに担当を分ける
- 片方が仕事直行・直帰、もう片方が送迎だけ手伝う
- 後日、写真や感想を共有して“参加の気持ち”を伝える
ミニQ&A
Q. 夫に任せるのは申し訳ない?
A. 役割を交換し合うのは立派なチームワーク。子どもにとっても、いろいろな形で見守られる経験は心強いものです🤝
「子どもの様子に集中する」だけで気持ちは軽くなる
人間関係や会場の雰囲気に飲み込まれそうなときは、視点をぐっとシンプルに。「今日はわが子の姿に集中する」と決めておくと、必要以上の緊張から距離を置けます。あいさつは最小限、立ち位置も無理なく。自分のペースを守って大丈夫です。
周囲に合わせようと頑張るほど、疲れが増してしまうこともあります。だからこそ、「わが子が今どんな表情で、何に取り組んでいるか」を観察することにエネルギーを使いましょう。終わったあとに、「こういうところが素敵だったよ」と具体的に伝えられるのは、参加したからこそ得られるごほうびです。
参加スタイルのコツ
- 入口で軽く会釈、あとは教室を見る
- 子どもの動きや表情、作品の細部に注目
- 終了後は早めに退出して余韻を味わう
一言フレーズ集
- 「集中して取り組んでいたね」
- 「この部分の工夫、よく気づいたね」
- 「今日のあなた、すごくよかったよ」🌷
繊細な子にとって行事が“試練”になる理由

学校や園の行事は、いつもの流れが変わる“イレギュラー”が多め。参観・懇談、遠足、避難訓練、運動会……。繊細な子は、環境の変化や刺激に敏感に反応しやすく、不安が強まることがあります。先生は子どもたちの力を引き出そうと一生懸命に練習を重ねますが、それに必死でついていく過程自体が、大きな消耗につながることも。
さらに、保護者や大勢の人の前に立つプレッシャー、周囲の期待、いつもと違う音やにぎわい——これらが重なると、心も体も“すり減る”感覚を覚えやすくなります。受け取る感覚のコントロールが難しい子ほど、疲労や不安、感情の高ぶりが出やすいのも自然な反応です。まずは「そう感じるよね」と理解してあげることが、何よりの土台になります。
“疲れやすさ”の要因メモ
- 練習や指導のペースに合わせる負荷
- 人前に立つ・期待を背負う緊張
- 音・人混み・段取り変更などの刺激
ママの心づもり
- 「今日は疲れやすい日」と最初から見積もる
- 無理に“いつも通り”を求めない
- できたことに目を向けて受け止める🌱
繊細な子の疲れを癒やすママの対応(声かけと観察)
帰宅したら、いつもの何倍もぐったり…そんな日こそ、ママが「癒やしモード」に切り替える出番です。まずは「そうなんだね」と気持ちを受け止め、否定や決めつけは控えめに。たとえば、厳しい指導の話が出ても「先生が悪い!」と断じてしまうと、子どものネガティブ感情に同調しすぎて、気持ちの整理が難しくなることがあります。受け止めつつ、最後は希望の持てる捉え方で会話を締めくくるのがおすすめです。
また、どこでしんどさが強まるのかをよく観察することも大切。「音が苦手?」「人混み?」「順番待ち?」——不快ポイントが見えてくると、次回に向けた備え方も見えます。家庭では、休む・静かに過ごす時間を確保するだけでも、回復がぐっと進みます。
使える声かけ例
- 「今日はがんばったね。どう感じた?」
- 「つらかったところはここだったんだね」
- 「次はこうしてみようか。きっとできるよ」🌙
観察のヒント
- どの場面で表情が曇ったかをメモ
- 家では刺激を少なめにして休息を優先
- できたことを一緒に数えて自信回復へ

